ちくさログ

千種ナオがつらつら書いていきます

えいご漬けにおける最適なペン選択を考える

みなさんこんにちは。
えいご漬け 書き取りマラソントーナメント 浅漬け王決定戦は大変な熱狂のもとに幕を下ろしましたね。私も敗者復活から奇跡の逆転優勝を狙いたかったですが(たぶん)3位に終わりました。

さて、そのなかで私はペンを通常DSペンと変えて走っていまして、
そのあたりを少しメモとして残しておこうと思います。

このゲームのペン選択で大事なことは下記の通りだと認識しています。

・握りが適度に太い
・軽い
・短い

なぜこうなるか?というと、

・DS系タッチペンは本体に組み込むため、細い
・握り込むと、指への負担が強く、指同士が通常のペン以上に強く接触する

おそらく、DSのタッチペンはえいご漬けのように頻繁かつ継続的に書く動作を継続するようには出来ていないものと考えます。

これをもとに、とりあえず手元にあるもので選んだのが、Wacomのペンタブについていたペンです。
上記の3条件をきちんと満たしており、ラバーの滑り止め等はないものの、非常に握りやすく書きやすいです。

他に試したものとしてApple Pencilがありますが、コレは重く長いので不適でした。

他の走者の方の利用していたペンも気になりますので、なにかアイディアや実践例がありましたらコメント等頂ければと思います。

よろしくおねがいします。

ストラトにアーミングアジャスターを取り付けたので、IbanezのSyncroniZRと比較して考える(8/24タイトルごと大改稿)

こんにちは、みそにこみです。初手から逆噴射文体で書くのはよくなかったと思わなくもないですが、書いてしまったものは仕方ないです。許してほしい。

というわけで、前回記事のストラト改造を新たにやっていきます。


アーミングアジャスターとは何者か

​ESP社から発売しているギターパーツです。
定価3000円+税ですがみんなの味方サウンドハウスだと2400円くらいだったはず。
以下公式の説明書より引用。
https://espguitars.co.jp/parts/wp-content/uploads/sites/10/2019/11/arming_adjuster_web.pdf

アーミングアジャスターは、フロイドローズタイプ等のロック式トレモロや、シンクロナイズドタイプ・トレモロをフローティング・セッティングした際にありがちなチューニングの不安定さ、特にチョーキング時に他の弦がチューニングダウンしたり、弦が切れた場合に他の弦がチューニングアップするのを防ぐ、画期的なユニットです。

アームで悩まされがちな部分や、よりこだわる人が詰めたいポイントを抑えてくれていますね。
(僕はチョーキング時のチューニングダウンって気にしたことないけど)

で、なんでそこでIbanezが出てくるの?

僕が7年ほど所有しているギターがIbanezのSV5470F(参照:https://web.archive.org/web/20130609192233/http://www.ibanez.co.jp/products/page13_jp.php?&data_id=123&color=CL01&cat_id=1&series_id=34)というギターでして、これのアームユニットがまさしく「シンクロトレモロ+アーミングアジャスター」と類似したコンセプトなわけです。どっちが先かは知らないですが、機能的には割と比較されやすい模様。仕組みや構造については以下の動画がわかりやすいと思います。
ゼロポイントシステムについて解説されています。

「アームユニットが動くための基準点を作り、アームを離せばそこ戻る」というところはまさに同じような機能を実現するものと言ってよいでしょう。
ネガ面が「アームダウンからアップへのスムーズな移行が若干しにくい」「クリケット奏法が出来ない」「アーミング自体がやや重い」というところでも類似します。

取り付け

http://www.ikebe-gakki-pb.com/wsr/?p=9650
http://www.ikebe-gakki-pb.com/wsr/?p=9658

ありがとうイケベ楽器。取り付けと調整はここを参考にしました。

画像1

これがアーミングアジャスターです。

とりあえずバックパネルを開けて位置を仮決め。
ウレタンが付属しているので、金色のやつがブロックに当たるところに貼って衝撃吸収とかさせます。それでもアーム勢いよく戻すとめっちゃボコボコいうけど。

画像2

木ネジをがんばってそのままねじ込みますが、ほんとは下穴開けてからやりましょう。電動ピンバイスみたいなやつしか家になかったのでハンドドライバーでなんとかしました。キリとかあるといいかもしれない。
あとパーマセルテープあたりで仮押さえしておいたほうがたぶんいいです。なんで作業中に思い浮かばなかったんだ。

画像3

装着できました。

画像4

こんな感じでイナーシャブロックとアーミングアジャスターがフェルトを介して接触しています。純粋にスプリングと弦だけでバランスを取るわけではなくなったので安定度が増すというわけ。
細かい調整はイケベ楽器社のさっきの記事みながらやってください(丸投げ)

僕は標準スプリング2本でスムースなアーミングにしようとしていますが、このセッティングだと下記の通り結構なフローティング量がある気がします。

画像5

なんにせよ、幾らアーミングアジャスターを付けていようが、スプリングハンガーの締め込み量次第でチョーキング時のアームダウンの発生具合がかなり変わるので、そのへんを見ながら調整するのが良いと思います。

で、実際使い勝手はどうなのよ

アームアップ超硬い。(知ってた)

これだけじゃ話にならんので以下列記。

・アームダウンとアームアップの境目でかなりの力を感じる
・文字通りアームアップするのはかなりきつい。ヴァイよろしくエンドピン側へアームを回して押さないときつい。
・アーム自体のトルク感にも左右される
・別にシューゲイザー出来ないほど硬いわけではない
・フレーズの終わりなんかでビブラートをかけようなんて考えると、かなり感覚が変わるので慣れは間違いなく必要
弦交換時にフローティングを維持することは出来ない

アームアップとアームダウンの境目が明確化されるところが一番キツイように感じます。サラッとビブラートを掛けるのがアーミングアジャスターとイナーシャブロックが当たることによってものすごくタッチが変わってしまう。
そういうビブラートの掛け方が、いままでなら「Eを鳴らす→Eの少し上と下に音を揺らす」のが、「Eを鳴らす→Eの少し下から上下に音を揺らす」になるので、音そのものよりアームの動かし方に慣れられるかが鍵かなとは思います…

正直いまめっちゃこのまま継続するか悩んでる

Ibanezとの比較はどうなの

ゼロポイントシステム(というかSyncroniZR)の優位点

・標準インストール
・意外にもアームのタッチは軽く、アームアップも力はさほど要らない。エンドピン側にアームを回さなくとも楽にアームアップできる
・アーミングアジャスターほどアームアップとダウンの境目でのタッチの差はない
弦交換時にもフローティング位置を完全に維持する

アーミングアジャスターの優位点

・後付可
・トラディショナルな見た目を維持できる
・現行品

ZPS完勝じゃねーか。と思ってました

ちょっとバックパネルが欠け気味だったのでバックパネル交換したときに思ったんです。

これ、Tremol-Noじゃね?

よく見ると、SV5470Fに載っているのは「ZPS-FX」です。通常のフロイドローズ系にある「ZPS」ではないのです。

大変失礼致しました

このZPS-FXってよく見るとスプリングが2+2じゃないんですよね。
んでなにより公式にも「アームアップをストップできる」って書いてあるわけです。
おまけに元からやたらチューニング狂いにくいからZPSすげえな!って思ってたわけです。

単にSyncroniZRが極めて狂いの少ないノンロッキングトレモロだったというわけでした。いやそれ十分すごいけどね!?

(再)Ibanezとの比較はどうなの

SyncroniZRのポイント

・標準インストール
・アームのタッチは軽く、アームアップも力はさほど要らない。エンドピン側にアームを回さなくとも楽にアームアップできる
アームアップとダウンの境目でのタッチの差はない
弦交換時にもアームユニット位置を完全に維持すると思ってたがバックパネルの穴がデカイのでタオル挟まなくていいだけだった
ドロップDにする程度でもかなりチューニングは狂う

アーミングアジャスターのポイント

・後付可
・トラディショナルな見た目を維持できる
・現行品
ドロップDにする程度では別にチューニングは狂わない
アームアップとアームダウンの境目ではかなり強い抵抗がある
アームアップが非常に硬くなる
弦交換時にはアームユニット位置がズレる

結論

それぞれの良さがあるだけに、SyncroniZRに完全なZPSが採用されなかったのは非常にもったいなかったのではないか?

本当にSyncroniZRは非常にシルキーなアーミングタッチで実にスムースにビブラートが掛けられるユニットなのです。
それ故にZPSがインストールされなかったのは非常に惜しいと言わざるをえません。

とりあえず、SyncroniZRくらいシルキーなアームタッチのストラトトレモロ(2点支持)があったら教えてください。
あとねじ込み式アームめんどくさいです。

以下は改稿前の結論パートです。

いやまあそら最初からそのように作られたシステムのほうが有利だろ!ってのはあるんですが、しかしなんで?って考えたんですけど
・面で支えるZPS VS 点で支えるアーミングアジャスター
というところでアーミングタッチの差が結構ありそうな気がするんですよね。
ZPSの良さを知らないままなら別によかったのかもしれないけど、知ってるとどうしてもなあ…って感じがしますね。正直いま割と後悔してます。
結論
IbanezさんはAZにSyncroniZR乗っけてください。買います。
だって現行品でSyncroniZR乗ったやつないんだもん…

すべてのギターベースにロックペグを付けてQOLを爆上げしろ

よくきたな、おれはとりあえずnoteをブロゴとしてつかってみることにした。
いきなり逆噴射文体めいたアトモスフィアのタイトルを付けてしまったので、そのように文章をしているが、べつにそうしてもしなくてもいい記事だ。世の中はそのようにできている。

ロックペグをつけろ

おれはこのあいだ、Fender Player Stratocasterというギターを買った。メキシコで作られているので、真の男のためのギターだ。その割には7万前後で買えたりするので値段はサボタイっぽいが、こいつはバンデラスだ。
ありふれたいいかただが、じつにコストパフォマンスがいいし、現代的な仕様なので、ヴィンテージものの再現モデルとちがってとても弾きやすい。

・わりと薄いネック(このネックは稲庭うどんだが、ヴィンテージものは伊勢うどんのように太い)
・22フレット(音域が広いことはだいじだ)
・2点支持のトレモロ・ユニット(はげしくアームをつかってもチューニングがずれにくい)

 仕様上完璧にみえるが、こいつにはあるものがない。
タイトルのとおり、ロックペグだ。現代仕様なのにそこだけは妥協されている。

だが、おまえは知っているはずだ。おれたちには、サウンドハウスというすばらしい味方があることだ。
ここではフェンダーの現代的なギターに限って紹介する。

これを買え。安い。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/36105/

フェンダーのヴィンテージなかんじのやつとか、ギブッソンとか、アイバニズとかのギターをもっているなら、なんか穴あけとかが必要かもしれないやつしかないか、後藤ガットという日本のすごい会社が出しているマグナムロックのペグを買え。おまえのギターに合うやつを買え。

さて、おまえはロックペグというのはチューニングの安定のために使うものだと思っているだろう。
半分正解だが、半分まちがっている。

ロックペグでだいじなことは、「弦交換がひじょうに楽になる」というところだ。

考えてほしい。おまえはあのペグワインダだかあるとべんりとかいうやつを使って終わりのないような弦交換作業をする。
真の男はそのような時間の使い方は省く。

なにせ、1巻もペグポストのまわりを巻くこともなくチューニングがおわる。

よって、フロイドローズとか、ああいうなんかガッチリしたやつにもロックペグをつけるべきだ。
おれは昔「うわ……なんか怖い……フロイドローズのやめて家でパラッパラッパーしとこ……」という腰抜けだったので、フロイドローズは持っていないが、とにかく時間がかかることは知っている。

作業をした

さてここまで、ロックペグをつける理由を述べた。
じっさいにおれが交換作業をした様子を以下に記す。

これが標準のペグだ。3周ほど弦が巻かれている。

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おれは吝嗇家なので、とりあえず弦をはずして、こいつを再利用する。
ついでに買ったばっかだが、こいつは去年廃止されたカラーなので、指板にレモンオイルも塗る。
レモンオイル用の布がどこかにいったので、靴磨き用にストックしておいたネル生地で塗る。

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7/16インチとかいうサイズで六角ワッシャが使われているので、とりあえずこれで緩めるが、どうも手応えが薄い。あまりもともとしっかり締め付けられていないようだ。ヤードポンド法は滅ぶべし。

(2020/07/07追記:Fender社に問い合わせたところ、10mmレンチだったとのこと。まさかのミリ規格だ。7/16インチは11mm少々なので、でかい)

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外したワッシャはそのまま使えるので、交換先のペグをそのまま装着していく。今回は説明のために裏の写真をとったので、ワッシャが落ちた。

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大きい穴の横に小さい穴が2つ空いているが、こいつに突起を差し込めるおかげでネジは必要ない。六角ワッシャにネジ山がついたやつだけ締めればよい。真の男のためのギターなのもあってこの2点はよく考えられている。

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装備できた。これもよく考えられているのだが、右3つと左3つで高さが違う。弦のテンションというやつをいいぐあいにするためのくふうだ。

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おれは真の男なのでマニュアル・フォーカスで写真をとったが、安定しないのでぶれた。すまない。真の男でも手を3本生やせというのはむずかしい。
裏面を比較するとわかるが、ロックペグというのは裏にこういう手回しスクリューみたいなのがついているのが主流だ。
弦を穴に通してこいつを締め上げる。そしてチューニングをする。とてもかんたんだ。

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さっきぐるぐるまきにされていた弦の端はこれだけ余った。これをみればいかにロックペグが効率的かわかるだろう。

おれが言いたいことは3つだ。
ロックペグはとても便利なこと。フロイドローズやアームのない楽器にもむしろつけるべきだということ。QOLが上がること。

いじょうだ。