ちくさログ

千種ナオがつらつら書いていきます

短文転載:ギターのネックと建材の関係性

現代住宅においては柱は無垢材ではなく集成材を使うのがデファクトスタンダードになっている。
家を守るための資材でワンピース材を使わないということは多層材の剛性が優れていることの一定の証左になるはず
となるとやはりネックの安定性はワンピース材より多層ネックが明らかに動かないはずなのである
不良部分をはじくことと、木目の方向を互い違いにしてやれば力の方向は当然相殺されるということになる
もちろん接着剤の性能の問題は柱用集成材にも言われているが、ギターのネックであれば集成材よりも性能にシビアさがないのは明らかだろう
別にギターのネックがヤバくなって住居を失うことはないからだ
そう考えると「多層ネックの接着剤の種類による影響」というのは研究してみると案外面白いことになるのかもしれない
例えばホルムアルデヒド大量の明らかにシックハウス症候群の原因だろこれ、みたいな接着剤を使うのが実は良かった、みたいな話もありそう
木材製品である以上は住宅とギターには強度、安定度の面で一定の共通項があるはず、ということが言いたかっただけの話である