ちくさログ

千種ナオがつらつら書いていきます

すべてのギターベースにロックペグを付けてQOLを爆上げしろ

よくきたな、おれはとりあえずnoteをブロゴとしてつかってみることにした。
いきなり逆噴射文体めいたアトモスフィアのタイトルを付けてしまったので、そのように文章をしているが、べつにそうしてもしなくてもいい記事だ。世の中はそのようにできている。

ロックペグをつけろ

おれはこのあいだ、Fender Player Stratocasterというギターを買った。メキシコで作られているので、真の男のためのギターだ。その割には7万前後で買えたりするので値段はサボタイっぽいが、こいつはバンデラスだ。
ありふれたいいかただが、じつにコストパフォマンスがいいし、現代的な仕様なので、ヴィンテージものの再現モデルとちがってとても弾きやすい。

・わりと薄いネック(このネックは稲庭うどんだが、ヴィンテージものは伊勢うどんのように太い)
・22フレット(音域が広いことはだいじだ)
・2点支持のトレモロ・ユニット(はげしくアームをつかってもチューニングがずれにくい)

 仕様上完璧にみえるが、こいつにはあるものがない。
タイトルのとおり、ロックペグだ。現代仕様なのにそこだけは妥協されている。

だが、おまえは知っているはずだ。おれたちには、サウンドハウスというすばらしい味方があることだ。
ここではフェンダーの現代的なギターに限って紹介する。

これを買え。安い。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/36105/

フェンダーのヴィンテージなかんじのやつとか、ギブッソンとか、アイバニズとかのギターをもっているなら、なんか穴あけとかが必要かもしれないやつしかないか、後藤ガットという日本のすごい会社が出しているマグナムロックのペグを買え。おまえのギターに合うやつを買え。

さて、おまえはロックペグというのはチューニングの安定のために使うものだと思っているだろう。
半分正解だが、半分まちがっている。

ロックペグでだいじなことは、「弦交換がひじょうに楽になる」というところだ。

考えてほしい。おまえはあのペグワインダだかあるとべんりとかいうやつを使って終わりのないような弦交換作業をする。
真の男はそのような時間の使い方は省く。

なにせ、1巻もペグポストのまわりを巻くこともなくチューニングがおわる。

よって、フロイドローズとか、ああいうなんかガッチリしたやつにもロックペグをつけるべきだ。
おれは昔「うわ……なんか怖い……フロイドローズのやめて家でパラッパラッパーしとこ……」という腰抜けだったので、フロイドローズは持っていないが、とにかく時間がかかることは知っている。

作業をした

さてここまで、ロックペグをつける理由を述べた。
じっさいにおれが交換作業をした様子を以下に記す。

これが標準のペグだ。3周ほど弦が巻かれている。

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おれは吝嗇家なので、とりあえず弦をはずして、こいつを再利用する。
ついでに買ったばっかだが、こいつは去年廃止されたカラーなので、指板にレモンオイルも塗る。
レモンオイル用の布がどこかにいったので、靴磨き用にストックしておいたネル生地で塗る。

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7/16インチとかいうサイズで六角ワッシャが使われているので、とりあえずこれで緩めるが、どうも手応えが薄い。あまりもともとしっかり締め付けられていないようだ。ヤードポンド法は滅ぶべし。

(2020/07/07追記:Fender社に問い合わせたところ、10mmレンチだったとのこと。まさかのミリ規格だ。7/16インチは11mm少々なので、でかい)

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外したワッシャはそのまま使えるので、交換先のペグをそのまま装着していく。今回は説明のために裏の写真をとったので、ワッシャが落ちた。

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大きい穴の横に小さい穴が2つ空いているが、こいつに突起を差し込めるおかげでネジは必要ない。六角ワッシャにネジ山がついたやつだけ締めればよい。真の男のためのギターなのもあってこの2点はよく考えられている。

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装備できた。これもよく考えられているのだが、右3つと左3つで高さが違う。弦のテンションというやつをいいぐあいにするためのくふうだ。

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おれは真の男なのでマニュアル・フォーカスで写真をとったが、安定しないのでぶれた。すまない。真の男でも手を3本生やせというのはむずかしい。
裏面を比較するとわかるが、ロックペグというのは裏にこういう手回しスクリューみたいなのがついているのが主流だ。
弦を穴に通してこいつを締め上げる。そしてチューニングをする。とてもかんたんだ。

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さっきぐるぐるまきにされていた弦の端はこれだけ余った。これをみればいかにロックペグが効率的かわかるだろう。

おれが言いたいことは3つだ。
ロックペグはとても便利なこと。フロイドローズやアームのない楽器にもむしろつけるべきだということ。QOLが上がること。

いじょうだ。